2006/09/20

報道の流行

報道も他の番組と同じように視聴率という尺のうえで、流行を追い求める。
最近の飲酒運転の報道もそうだし、
以前のエレベータ事故とかだってそうだ。

それに伴って、今まで取り上げてこられなかった同様の事件が
報道のネタとして放映される。
急に同様の事件が増えたなあと勘違いする視聴者。

事件の多さを意識付けするのは良いことだが、これは一過性のことに過ぎない。
連日報道されることにより、感覚的にそれが普通という感覚になってしまうのではないか。
視聴者は無意識的にもうおなかいっぱい、という風に情報の多さに麻痺してしまう。

そして、時間とともにまた報道されなくなっていく。
事件の数は一向に減らないのに。

だからといって、すべての事件を記録したサイトがあったとしても、
膨大すぎて、とてもじゃないが気楽にみれたもんじゃないだろう。
Yahoo!みたいなポータルサイトのような構成でカテゴリ分けしたり、
専用のサーチエンジンがあっても、常用するのは難しいのでは?

日々、人の許容量を超えた情報が流れている。
その中から選別した事件を放映することは悪いことではないと思うが、
解決策まで見いだしてそれを提案実行までいく力強い報道にしていってもらいたい。
そうでないと流行でしかなく、廃れての繰り返しとなってしまう。

偏ってはいるがTVのチカラのような、答えを求めるような番組が欲しい。

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